その②昔の中学生レベル高!(^_^;)「我等は自己の行為に対して責任を免れること能わず。」「理想は道徳的生活を為さんとする者の必ず有せざるべからずもの。」​​

中等修身

その②昔の中学生レベル高!(^_^;)「我等は自己の行為に対して責任を免れること能わず。」「理想は道徳的生活を為さんとする者の必ず有せざるべからずもの。」​​
戦前の教科書 ​昔の中学生レベル高いです!(^_^;)

その② 全④回に分けて全文を記載 
 第二十二課 『人格の完成』​ 中等修身教科書 巻四 大正5年発行 服部宇之吉 著​

意志の自由より責任を生ず
​​​ 意志の自由​​なる結果として、我等は自己の行為に対して責任を負うべきものとす。意志の作用にして若し必然的な何らか、一種の不可抗力とも言うべきものによったとき、我等は任意にこれを左右すること能わず。従って我等のその行為に対して責任を負うべき謂われ無し。されど実際において我等の意志は自由なり。故にその結果として、我等は自己の行為に対して責任を免れること能わず。
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目的の自覚より理想を生ず
​​​​​​​ 目的の自覚より生ずる重要なる事柄は、我等が之より一定の主義方針を立つるにいたること是れなり。我等はその精神作用未だ十分に発達せざる時に当たりては、個々の行為につき個々の目的を有するのみにて満足するを得るも、知徳の進歩するに伴いて、全体の行為を指導せんが為めに、一定の主義方針を必要とするに至るは、人性自然の傾向なり。かかる主義方針にして、我等の理性の指示するものに係るときに、之を称して理想という。理想は道徳的生活を為さんとする者の必ず有せざるべからずものなり。

その③へ続く​https://necomaru.jp/309/

その①https://necomaru.jp/230/

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