”今”だから面白い!『日本の歴史物語』 日本人なら知っておきたい我が国のルーツとその歴史

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”今”だから面白い!『日本の歴史物語』 日本人なら知っておきたい我が国のルーツとその歴史

少年少女のための 日本の歴史物語  教科書ではありませんが、是非紹介したい国史の本です。昭和8年発行 早稲田大学出版

少年少女のための日本の歴史物語 上巻 書籍版「はじめに」から・・・

第1-1話 高天原

日本はどのようにして出来たのでしょう? どういう変遷、発達 をして今日のこの日本国となったのでしょうか、いったい日本はどういう国柄でしょう、日本人はどういう民族なのでしょう?
これらのことを始めとして、日本国民として我々の知っておかなければならない歴史上の事跡は大変多くあります。これらを知っていれば、多くの民族が存在する世界各国の中で、日本人として誇りを持って、世 のために活躍することもできます。
そもそも日本はどうやって出来たのでしょう? いつから始まったのでしょうか?


神代 の 物 語
どこの国でも 大昔のことは はっきりとは分かりません。 しかし、世界の多くの国では、その国の大昔の様子ようすが神話として残っています。 それらは、その国で永く語り伝えられてきた 物 語 です。
ここでは、ギリシャ神話で語られます火山 活動 が実際 に史実 として見つかった例にもあるように神話 の記述を全て嘘と棄てるべきではありません。
わが国にも古くから語り伝えられた神話があり、西暦 712 年に古事記、そして 720 年に日本書紀という本 に記述されたので、おおよそのことは知ることが出来ます。 ここで神話というのは、日本の神代の物語のことでして、皇室 ・天皇家 の先祖を中心とした方たちを 後の世の人が尊敬 して、すべて神として崇めているところから、その方たちの時代を指して神代と呼よんでいます。
それで、この神代のことから日本の歴史 は始まります。 

特に私のお勧めは ​​​​​​第三巻​ ​第6話 元寇 です。​​
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日本が現在までずっと日本であり続けることが出来たのは、幾たびも他国からの脅威にさらされた国難を、その度毎に当時の為政者を始め先人達が一丸となって、我が身の犠牲を惜しまず日本を守り抜いて下さったお陰です。その最大の国難の一つに元寇をあげることが出来るでしょう。

当時の鎌倉幕府執権は北条時宗。彼の人物描写はとても魅力的です。18歳で執権職に就き、34歳で亡くなるまで大国元との外交と襲撃の矢面に立って、日本を守り抜きました。

生まれつき豪胆であった上に、幼少の時から 武芸を練って、殊に弓 が 上手。・・・中略・・・禅 学 で更 にいっそう精神を 修養 してもいたので、蒙古の無礼な脅かしなどはびくともしなかった。 

​​​歴史の転換期を生きた北条時宗は、わずか7歳で元服し、9歳で幕府の仕事を始め、18歳で執権になっています。そして、弘安の役のわずか3年後、1284年に34歳の若さで亡くなりました。​

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